【板垣による解説】
以前から、日本の有名な文豪達の交友関係を描きたい、
たとえば夏目漱石の誕生日会とかそんな事を漠然と考えていて。
でもいざ資料を調べてみたら、魅力的な文豪はうまいこと同じ時代に生きていないのがわかって、それで残念がっていたら、恐ろしく筆の遅い作家がいてその作家が書く小説を舞台上で実際に再現させていくという全く関係ない話を思いついて。
うまくいったかどうかはともかく、意外とシリアスにまとまった作品。
というのも、後半に珍しく湿っぽい展開を書いて、最終的に死を暗示させるような終わり方を書いたからであって。
普段やっている笑いとは
真逆をいくやりかたで攻めたせいもあってか、やっぱ笑いをとらない話の進め方は、自分にとってストレスが溜まる事を再確認。
つまり、結局のところ僕は舞台という場所を使って、演劇という形を借りてお客さんを笑わせたいだけなんだということを再認識する結果になりました。
だから自分で書いたくせになんだか不思議な感覚で終わった作品。
しかし終わってからの反響というか作品に対する評価は意外と好意的でありがたく、今でもこの作品を印象的にあげる方がいらっしゃるのには嬉しい限りです。
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